正直不動産の内容がむずかしくて楽しめない。
「実際にそんな事あるの?」などの疑問に現役の不動産屋がお答えします。
今回は、4巻P171に出てきます。
AD物件と仲介手数料についてご説明いたします。
正直不動産の大まかなストーリーの流れ
登坂不動産に、また新しく入社した新入社員の黒須が賃貸物件をお探しの大学生の片桐さんの賃貸物件をの申し込みを頂くところから始まります。
違う日に永瀬財地(山下智久さん)が賃貸物件を探している大学生の青江さんに同じ物件をご紹介した3日後に黒須が紹介した大学生の片桐さんと永瀬財地(山下智久さん)紹介した大学生の青江さんの2人がそろって登坂不動産屋に来店します。
二人は、同じマンション、同じ階、同じ家賃の部屋を、同じ不動産屋で契約したのにも関わらず総額の97,200円も差額があったのです…。
実は、本編の様に同じ不動産屋で同じ部屋を借りても金額が全然違うケースはあります。
それは仲介手数料です。
このブログでは、仲介手数料を払わないで済む方法とその仕組みについてご説明したいなと思います。
結論!仲介手数料無料の会社に行くべし!
仲介手数料が必要な不動産会社と、仲介手数料が無料の不動産会社では、大きく金額が変わります。
仲介手数料は賃貸の場合は家賃の一か月分と消費税が上限です。
- (※詳しい仲介手数料の説明は、本ブログの仲介手数料の上限で説明)
ほとんどの会社が家賃の1ケ月分から半月分を仲介手数料として請求してきます。
ですが今は、仲介手数料が無料の会社もございます。
もちろん仲介手数料無料の会社がおすすめです。
本編でも、同じマンション、同じ階、同じ家賃の部屋を、同じ不動産屋で契約しても仲介手数料を交渉した人と、しない人では大きな差が出てきます。
少しでも安く契約したい方は、仲介手数料無料の不動産会社に依頼いたしましょう。
注意して欲しいのが、仲介手数料無料にも弱点はあります。
仲介手数料無料の会社では本当にお得に契約できる不動産会社と、その他の費用を上乗せ請求して来る会社があるんですヨ。
実際に有名な事件になったケースもあるんです。
ネットで「北海道 爆発事件」で検索して頂けるとすぐに出てくると思います。
なぜ、仲介手数料を無料にできるのか?
不動産会社は、仲介手数料を家主様と貸主様の双方から合わせて、家賃の1か月分と消費税分しか頂くことが出来ません。
すなわち、家主様から仲介手数料を家賃の1ケ月分と消費税を頂いた場合は、借主様からは仲介手数料を頂くことができません。
仲介手数料を無料で契約できる不動産会社は、この様な方法で売り上げを得ているのです。
ですが、仲介手数料無料の不動産会社にも弱点があるのです…。
仲介手数料無料の弱点とは!?
家主様(オーナー様)から仲介手数料を貰えない物件を紹介できないという弱点です。
貸主様の中にも仲介手数料を払いたく無いっと言う方がいるのと同じように、家主様の中にも仲介手数料を払いたくないって方はおられます。
その様に、家主様から仲介手数料を頂けない物件は、不動産会社も利益が無くなるのでご紹介出来ないのです。
ですが、仲介手数料を払いたくない家主様の物件と言うのは全体の3%程です。
100件の内に3件程度なので、わざわざその3%の物件に決めなくても良いでしょう。
AD物件とは?
本編でも紹介されていましたが、AD物件とは、貸主や管理会社がなるべく早く借りたい人を見つけて貰いたいので、広告料という名目の紹介料を不動産会社に支払う金額の事です。
本編では「AD 200」と書かれていましたが、「AD2」とか「BK 2」とか書かれる事もございます。
AD200の意味は、家賃の2か月分を広告料でお支払いしますという意味です。
ちなみに「AD 150」なら家賃の1.5か月分の事です。
本編の様にAD物件でも仲介手数料を請求してくる不動産会社は多くあります。
出来れば、仲介手数料無料の会社に依頼する事をおすすめいたします。
※本ブログは、あくまで個人的な意見及び感想です。