
大阪市で相続した土地を後悔なく売却する完全ガイド
相続で土地を受け継いだ方からは、
「こんな基本的なこと、今さら誰にも聞けない」といった声が多く届きます。
ですが、それこそが大切なスタート地点。
ここでは、実際に多くの方が感じる不安や疑問を、シンプルに解消していきます。
Q1:土地って、売れるまでにどれくらいかかりますか?
● 通常は3〜6ヶ月程度が目安です。
ただし、立地条件や価格設定によって大きく変わります。
▶早く売れる土地の特徴:
・駅近、整形地、住宅地エリア
・適切な価格で販売されている
・買主が住宅ローンを組みやすい条件
▶売れにくい土地の特徴:
・再建築不可
・傾斜地や変形地
・境界未確定、古家が残っている など
不動産会社に「売却までの平均日数」を聞くのも有効です。
Q2:売却したら、どれくらい税金がかかりますか?
土地売却時にかかる税金は主に譲渡所得税(所得税+住民税)です。
● 計算式は以下の通り:
譲渡所得 = 売却価格 -(取得費+売却費用)
その金額に税率(20.315%または39.63%など)がかかります。
▶ポイント:
・相続した土地の場合、取得費が不明だと「0円」とされがちなので注意
・相続税を払った土地は、その分を取得費に加算できる特例あり
・3,000万円特別控除が使える可能性もあります(居住用なら)
※必ず税理士か不動産会社に「試算」を依頼しましょう。
Q3:更地にしたほうが売れやすいんですか?
● ケースバイケースです。
▶更地にすると…
・土地の形や広さが分かりやすく、住宅用地として売れやすい
・買主が「解体費」を気にしなくて済む
・固定資産税が上がる(住宅用地の特例が使えなくなる)
▶古家付きのまま売る場合…
・“古家付土地”として、リノベ前提で買う人がいる
・「解体込み」で価格交渉されるが、解体費用は買主負担にできることも
特に大阪市では、再建築可能かどうかや、前面道路の幅員なども重要です。
Q4:まだ売るか決めていないけど、相談だけでも大丈夫?
● はい、もちろん大丈夫です。
信頼できる不動産会社ほど、「売らない選択肢も含めて相談に乗る」ものです。
▶相談時に聞いておくとよい質問例:
・この土地は売るべき?貸すべき?
・自分にとってのメリット・デメリットは?
・将来価値は上がりそう?下がりそう?
相談することで「気持ちが整理できた」「家族と話しやすくなった」という声もあります。
売却は“気持ちの準備”が整ってからで遅くありません。
大阪市で相続した土地を後悔なく売却する完全ガイド